非定型うつ病は20代から30代の女性によく見られる精神疾患

こころ元気
家族

性格と症状の関連性

症状の引き金

非定型うつ病を発症する背景には、一般的なうつ病と同じようにストレスが大きく関わっていることは間違いありません。症状の引き金はストレスであることはすでに明らかです。
ですが、ストレスを受けたら必ずうつ病になるかといえばそうでもありません。そこには、個人の育ち方や性格が関わっていて、症状の引き金になっていることが多いです。

端的に言えば、一般的なうつ病を発症する人の傾向としては生真面目で融通がきかない点。そして、非定型うつ病を発症する人の傾向としては、ストレス耐性が低い点や他の精神疾患が作用している点が挙げられています。
ですから、甘えや怠けではなく、個人のキャパシティを超えるストレスを抱えている状況にあることが、非定型うつ病の根本的な原因であるということは間違いありません。

症状の背景にあるもの

非定型うつ病の症状が発症した時、その症状の背景にあるものは精神的な問題であることは、一般的なうつ病と変わりありません。
ただし、そこに存在する違いとしてまず挙げられるのが、ストレス耐性が低い点です。また、コミュニケーション能力の問題が関わっていることもあると考えられることもあります。

例えば、学校や仕事に行きたくない時に症状が発症することがあるのは、ストレス耐性が低い点が関わっていることが大きいです。
本来ならば嫌なことを乗り越えて戦っていくべきで、誰もが精神的な闘いをしているのが人間社会です。その人間社会に適応することが出来るだけの精神的な成長が足りないため、ストレス耐性が低くなって症状が発症するとみられています。
このパターンの場合、当事者としては精一杯嘘偽り無く頑張ろうとしているのに、罹患していない人から甘えだとみられることで非常に苦しい思いをするのが問題です。
非定型うつ病に罹患していると、気持ちで超えられないレベルで体が動かないこともあり、物理的な苦しさも併発することがあることも苦しみを生みます。

精神疾患がある可能性

非定型うつ病を患っている時に、精神疾患がある可能性が他にもあることは見落としたくないことです。
社会生活を送るにあたって問題となることもある、適応障害を始めとした様々なパーソナリティ障害が非定型うつ病の背景に潜んでいることもあるでしょう。境界性や回避性、そして依存性など、パーソナリティ障害にあわせた治療が必要になることもあります。

従来のうつ病患者は生真面目だという精神的特徴が共通しているのに対して、このように様々な背景が存在している非定型うつ病には、専門家による一人ひとりに合わせたケアが必要です。
ですから、甘えや気持ちの問題だと片付けること無く、違和感があるならば専門家である医師に相談をすることが、非常に重要です。