非定型うつ病は20代から30代の女性によく見られる精神疾患

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楽しくなることもある

一般的なうつ病と違う

非定型うつ病に罹患している人は、なかなかその症状を自覚することができません。なぜならば、楽しくなることもあるため一般的なうつ病と違う症状の出方で悩まされるからです。
本人はもちろんのこと、周りの人間も気付くことができない症状の出方であることが、この苦しみは自分の精神的な甘えなのか、それとも本当に何かがおかしいのかを判断することを難しくしています。

一般的なうつ病であれば、その症状を見分けることは簡単でしょう。なぜならば、常に気分が低下して、本来ならば楽しいと思えることすらも楽しくなくなることが多いです。また、気晴らしとして外に出たり遊んだりすることも億劫になることも多くなることから、明確な症状が発現することで問題が表面化しやすいです。

それに対して、非定型うつ病の場合は常に気分が低下しているという、そもそもの大前提から症状が違います。
基本的には、一般的なうつ病と同じように気分が低下して、身体的な症状が出る傾向にあります。ですが、自分がやりたいこと、楽しいと思えること、好きなことに対しては気分が高まり、はつらつとした気持ちで行動することができます。
このように、気分が高まることがあることと、一般的な鬱のイメージが剥離していることから、非定型うつ病の症状は主観的にも客観的にも認識しづらいです。

呼び方から深める理解

非定型うつ病のことは、精神疾患としての名称をより深く理解することでもっとわかりやすくなります。
そして、そのためには既存のうつ病の名称が変化していることにも着目することが必要です。

一般的に広く認知されている既存のうつ病は、現在ではメランコリー型うつ病と呼ばれたり、親和型うつ病と呼ばれたりすることがすることもあります。
このように名称が変化してきたのには、非定型うつ病が登場したことによって、症状と呼称を明確に区別することが求められた背景があると考えられます。
そして、非定型うつ病の名称はメランコリー型うつ病の一般的な症状に当てはめることができないからこそ付けられたものであるといえます。
とはいえ、非定型うつ病にも症状の傾向があります。そして、その症状の傾向を抜き出して逃避型うつ病と呼ばれることも有ります。他にも様々な名称がありますが、これが最も非定型うつ病の特徴を言い表しているといえるでしょう。

従来のメランコリー型うつ病に当てはまる症状ではないタイプの精神疾患が存在していて、それが非定型うつ病や逃避型うつ病と呼ばれることを知れば、自分自身を襲っている辛さの原因がわかることもあるでしょう。
そして、もしも変だと思った時には精神疾患を取り扱うことができる、メンタルクリニックなどを受診することも重要です。